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苦痛の少ない内視鏡検査とは?

内視鏡とは、細い管状のカメラを口(や鼻)もしくは肛門から挿入し、胃や大腸を直接観察する検査機器です。内視鏡検査によって、日本人に多い胃腸のがんの早期発見につながることが多くあります。近年では、スコープも細くなり、以前よりも苦痛は軽減しておりますが、さらに軽減するために当院では、鎮静剤を希望の患者様に使用しております。検査時間としましては、胃カメラ(3~5分程度)、大腸カメラ(15~45分)程度です。

検査は、「経口上部消化管内視鏡検査(口から入れる胃カメラ)」「大腸内視鏡検査(肛門から入れる大腸カメラ)」の2つの種類があります。また、治療として「内視鏡を使用しての大腸ポリープ切除」を行っております。

胃内視鏡検査(口から入れる胃カメラ)について

以前のスコープは太く苦痛が強かったのですが、現在は、出来るだけ細いタイプ(先頭部分が8.9mm)を使用しております。

検査の流れ

検査前日

夕食は、夜9時までに、消化の良いものをとってください。

水分(お茶やお水などの透明な飲料水)は、検査当日の午前6時半まで可です。

検査当日

朝、食事はとらないでお越しください(朝の薬がある場合には指示に従ってください)。

検査中

ベッドに左向きになった状態で検査を行います。

検査時間はだいたい3~5分ぐらいです。

診断を確かめるために、色素をまいたり組織を採取したりすることがあります。

大腸内視鏡検査(肛門から入れる大腸カメラ)について

大腸ポリープや大腸がんは、日本人の食生活が欧米化している現在、増加している疾患です。

検査の流れ

前処置として前日と当日に分けて2リットルほどの下剤を服用していただき、腸内の糞便を出してからの検査となります。

検査前に検査の説明をいたします。

肛門から内視鏡を挿入して、盲腸までの大腸と小腸の一部を直接観察します。

検査時間は15~45分程度です(個人差があります)。

もし病変が見つかれば、必要に応じて組織を採取する生検を行います。

また、ポリープの場合、サイズが小さければ(5mm未満)、そのままポリープ切除を施行することが可能です。

サイズが大きい(5mm以上)ポリープであれば、1泊2日の入院でポリープの切除を行います。

鎮静剤の使用について

鎮静剤とは、カメラをする際に、少しでも患者様の苦痛を軽減する手段の一つとして使用されております。完全に眠る薬というよりは、リラックスした状態で行うための薬です。

鎮静剤の効果には個人差がありますので、眠られる方や、効きにくい方(アルコールをよく飲む方など)などさまざまです。

当院では、胃カメラの場合、嘔吐反射が強く、苦痛が強い方などご希望に応じて鎮静剤を使用しております。

また、大腸カメラの場合も、腹部手術歴があり、痛みが強い方やご希望の方に応じて同様に使用しております。

留意事項

  • 検査中は空気が入ってお腹が張りますが、検査後数時間でもとに戻りますので心配はありません。
  • 検査後、鎮静剤を使用した方はベットで1時間ほど休んでから帰宅していただきます。
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